30%は猪、鹿、鳥が食べる
標高 600m の畑はキャンティ・クラシコでは最も高い位置にある畑。夏でも山の下の畑より 3~5℃気温が低い。畑には白い石が敷かれ日中の温度を吸収 し、夜間の冷え過ぎを防いでいる。
『アルベレッロ仕立を採用している。収量が自然と抑えられるし、葡萄が地面に近い位置に付くので地熱で完熟する』
アルベレッロ仕立のサンジョヴェーゼは非常に珍しい。収量はグイヨの2/3まで減るが凝縮する。グイヨと違い影になり難いので、太陽光をより長い間浴びることができるのも大きな特徴で、葉の量を調節して熟度を調節している。
『培養酵母は使わない。野生酵母のみで発酵。野生酵母を多くするのは畑での薬剤を使わないこと。ボルドー液も夏以降は使わない』
薬剤を使用しない畑は山奥にあるので、動物による被害が非常に多い。畑を電線で囲って軽い電気を流して猪、鹿対策をしている。
『鹿、猪と鳥の被害は山に畑があるので仕方がない。 毎年30%は動物に食べられてしまう』
動物による被害は大きいが、動物の糞が土壌を活性化し、病害虫の駆除もしてくれるのだそう。自然との共存が彼等の拘りでもある。