ポデーレ414について
ポデーレ414は、スカンサーノの丘陵に根を下ろし1998年に設立されたワイナリーである。オーナー醸造家シモーネ・カステッリは、トスカーナを代表するエノロゴ、マウリツィオ・カステッリを父に持ち、その知識と経験を背景に自らのスタイルを築いた。ワイナリー名「414」は1960年代に祖父が手に入れた農地の区画番号に由来する。所有畑は25ha、バイオロジック認証を取得し、すべてのボトルにユーロリーフの印が記される。サンジョヴェーゼ主体のモレッリーノは柔らかく果実味豊かな性格をもち、近年の温暖化にも畑の工夫で対応している。丘陵地に建つ赤いセラーではセメントタンクを中心に醗酵を行い、現在は白・ロゼを含む7種類を生産。サンジョヴェーゼを段階的に収穫し、それぞれ別のキュヴェへと仕立てる方法は、気候条件の変化に向き合う中で確立されたものだ。ワインごとの個性に宿るのは、伝統を礎としつつ変化する自然に苦心し実直に向き合ってきた414の姿勢である。