標高1,300mの注目産地‟グアルタジャリー”
「アルゼンチン初のグラン クリュ」とたとえられる銘醸地
メンドーサは、アルゼンチンのワイン生産の約8割を占める一大産地です。中でも、プレミアム ワインの代表的な産地として知られるのがウコ ヴァレーで、その中のサブリージョンのひとつ、トゥプンガトは特に標高が高く、豊富な日照量と昼夜の激しい気温差によって、葡萄の果皮は厚くなり、全ての成分がより多くなるとされています。この特別な気候条件がもたらす、しっかりと完熟していながら酸がキープできるという特徴は他のエリアにないもので、プレミアム ワインが生まれる理由の一つといえます。
さらに、このトゥプンガトの中でも注目されている産地が、アンデルーナ セラーズがある‟グアルタジャリー(Gualtallary)”です。メンドーサの土壌は、基本的には砂利や石の混じるローム層やローム質粘土層が中心的で、石灰質や石灰岩はそれほど多くありません。一方、グアルタジャリーの土壌には、砂や粘土の他に、表面が石灰質で覆われた丸い石が多く含まれていることが特徴的です。完熟してしかも酸が残っているというのは、他のエリアにない特徴です。土壌は石が多いため、収量が少なくなり、葡萄が集約します。この土地の優位性については、ティム アトキンMWや、ステファン タンザー、ジェームス サックリングなどの著名な評論家が記事を書くほどとなっています。アンデルーナ セラーズのワインは、このグアルタジャリーのテロワールを表現しており、熟した果実味とともに、フレッシュな酸とミネラルが感じられる素晴らしいものとなっています。
「現在、メンドーサでは、多くの関係者が非公式にアルゼンチン初のグラン クリュと呼んでいる2つの新しい地域に注目が集まっている。トゥプンガトの岩場にあるグアルタジャリーは、標高5,300フィートの高さに畑があり、夏のピーク時の日中の最高気温が低く、炭酸カルシウムの要素が強い痩せた土壌であるなど、特に涼しい条件が利点である。これらの畑から造られるワインは、刺激的なチョークのような塩辛いミネラル、エネルギーと野性味、そして過度の重さを感じさせない力強さにおいて、しばしばブルゴーニュのような印象を私に与えてくれる。優れたワインは熟成能力があることを示唆している。グアルタラリーは傑出したマルベックを生産しているが、カベルネ フラン、シャルドネ、さらにはピノ ノワールの一流産地でもある。」