ベンが2代目として携わるエルドラド・ロードでは設立当初から全て畑に由来する野生酵母によって自然に醗酵させ、余計な添加や介入をしないような造りを実践してきていたこともあり、彼が他のワイナリーで働くことで経験することになった工業的なワイン造りには強烈な違和感を覚えたと言います。「コンヴェンショナルな造りでは非常に安定した品質のワインが造れるけれど、同時にブドウが本来持っていた個性も取り去られてしまっていた。それに複数の産地をブレンドすることも多くて、それは畑の偉大なテロワールを台無しにしてしまうことだとも思った。だから僕は自分のワインは全て野生酵母によって自然醗酵させ、単一畑のブドウのみで仕込むことにしたんだ」と語る通り、ノマズ・ガーデンのワインはヴィクトリア州北東部のワイン産地(King Valley, Alpine Valleys, Beechworthなど)の単一畑のブドウから、最低限の人的介入アプローチによって造られます。さらにサヴァニャンやピノ・ブラン、ピノ・ムニエといった従来これらの産地ではあまり注目を集めてこなかったブドウ品種にもスポットを当てることで、このエリアで最も注目すべき新世代となっているのです。