MDIはオーストラリアにおける「ピノ・グリのゴッド・ファーザー」と称され、そして同時におそらく初めてオーストラリア産のオレンジワインを世にリリースした醸造家、Kevin McCarthy / ケヴィン・マッカーシーとその家族によって2022年にスタートした新たなレーベル。その主な使命は、ヴィクトリア州マーレー・ダーリングの地で複数の先駆者たちの手によって栽培が続けられてきたイタリア系ブドウ品種の新たな可能性を追求すること。ケヴィンの言葉を借りるならば、「太陽に愛され、石灰質土壌に恵まれ、情熱的な先駆者たちが切り拓いてきた”M”urray “D”arling “I”talyを発展させていくこと」です。1つ付け加えるならば、その源流となるイタリア文化への深いリスペクトと共に。
MDIのワインはマーレー・ダーリングにおいてイタリア系ブドウ品種の栽培に果敢に取り組んできた、歴史的にも特に重要な2つの畑から主に産まれます。1つはPasut Vineyardで、スロヴェニアからの移民であるDenis Pasutによって1980年代に拓かれました。彼は北イタリアの個性的な地ブドウたちに魅了され、オーストラリア・ヴィクトリア州の地でそれらの栽培に挑戦してきたまさに先駆者。もう1つはChalmers Vineyardで、何十年にも亘って数多くのイタリア系ブドウ品種の栽培に取り組んできただけでなく、苗の販売業者としてもオーストラリアのワイン業界に多大な貢献をしてきた一家による畑です。ケヴィンはこれらの先駆者たちと20年以上に亘って醸造家として強固な信頼関係を築いており、彼らから得ることができる高品質なブドウこそがMDIの根幹を成していると言えるでしょう。