スパークリングに理想的なブドウが育つ
ペーリ・ビゴーニョは、イタリア最大の湖であるガルダ湖とブレシアの間にあるブレシア県カステネードロ村で3代続く家族経営のワイナリーで、1946年に初代当主アドリアノ&グラツィエッラ夫妻が現在の地に移住したことからワイナリーの歴史が始まる。1972年には2代目当主となる息子マリオと妻マリア・ビゴーニョが、それまでの大量生産を見直して高品質なワインのみを瓶詰めする方針に転換した。1970年代後半までスティルワインを生産していたが、当時からフランチャコルタを含むこのブレシア一帯のエリアでは、シャンパーニュ地方でみられるような、スパークリング・ワインに理想的なブドウ - 比較的糖度が低く酸度は高いが、未熟な青さが残らないブドウ - が育つ環境であったため、多くのコンサルタントやジャーナリストたちが瓶内二次発酵式スパークリングワインへ注目し、いくつかのワイナリーでは実際に実践し始めているという噂が広がっていた。この話を耳に挟んだマリオ&マリア夫妻は、この手法に興味を持ち、1980年から自分たちの畑のブドウを使って瓶内二次発酵式スパークリングワインの少量生産を始め、これが後のペーリ・タレント・ブリュットとなった。